STARTO社「始動イベント」にファンが不信感… 《エージェント会社はどこいった?》の声も

公開日: 更新日:

■旧ジャニーズ事務所が集めた個人情報を新会社がちゃっかり流用

「グループや個人がどのような契約形態になるのかを心配していたファンが多かったため、マスコミ向けに『東京ドームでカウコンのようなライブやります!』と発表する前に、それぞれのタレントがどのような契約をしたのかなども含めて、しっかり説明するのが筋だろうと憤るファンが多いのです。また旧ジャニーズ事務所が集めたファンクラブ会員の個人情報を、勝手に新会社が利用してコンサートの案内を送ってきたことを問題視しているファンもいます。なし崩し状態のような現状について、《ジャニーズ事務所がなくなる意味あったの?》とモヤモヤしているファンもいますね」(音楽業界関係者)

 エージェント契約という新たな形態に期待を抱いていたファンも多かったという。それぞれのグループが会社を作り、個人でもグループでもエージェント契約を前提とした自由な選択ができるというイメージが当初の発表では強かったためだ。

「グループが稼働していく上で、楽曲やファンクラブの権利の管理、運営などを全てそれぞれのグループの会社に移行するのは金銭的、労力的にも非現実的でしょう。仮にグループの会社が権利を管理すれば、カウコンや今回の新会社のコンサートのように、所属タレントが一同に介するイベントをするのも厳しくなってきます。なので、グループや個人活動がエージェント契約とマネジメント契約の合わせ技にすることは致し方ないと思いますが、いつのまにかSTARTO社が“マネジメント契約を前提とした新会社”という印象にすり替わった感は確かに否めません。こういった一貫性のなさが、NHKフジテレビの旧ジャニーズの番組終了に拍車をかけてしまっているのかもしれませんね」(同)

 まずは東京ドームのコンサートを打ち出し、ファンに安心してついてきてもらいたいというのがSTARTO社の戦略なのかもしれないが、なし崩しは逆効果。新会社の一挙手一投足を誰よりも厳しく見つめているのは、旧ジャニーズ事務所を支えてきたファンたちだろう。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  2. 2

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  3. 3

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  4. 4

    “裸の王様”と化した三谷幸喜…フジテレビが社運を懸けたドラマが大コケ危機

  5. 5

    国分太一は人権救済求め「窮状」を訴えるが…5億円自宅に土地、推定年収2億円超の“勝ち組セレブ”ぶりも明らかに

  1. 6

    人権救済を申し立てた国分太一を横目に…元TOKIOリーダー城島茂が始めていた“通販ビジネス”

  2. 7

    菅田将暉「もしがく」不発の元凶はフジテレビの“保守路線”…豪華キャスト&主題歌も昭和感ゼロで逆効果

  3. 8

    葵わかなが卒業した日本女子体育大付属二階堂高校の凄さ 3人も“朝ドラヒロイン”を輩出

  4. 9

    後藤真希と一緒の“8万円沖縄ツアー”に《安売りしすぎ》と心配の声…"透け写真集"バカ売れ中なのに

  5. 10

    結局、「見たい人だけが見るメディア」ならいいのか? 「DOWNTOWN+」に「ガキ使」過去映像登場決定で考えるコンプライアンス

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性