伊藤沙莉“トラコ”の「はて?」早くも流行語大賞候補に? 朝ドラ「虎に翼」脚本家とNHKは相性抜群

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《最後まで絶対見続けようと決めた》《朝ドラの中で一番好きな作品になる予感》――放送スタートからわずか1週間で視聴者の心をがっちりと掴んでしまったようだ。

 4月1日から始まったNHK朝ドラ「虎に翼」の話で、ヒロインはご存じ、伊藤沙莉(29)。日本初の女性弁護士である三淵嘉子さんをモデルに描くオリジナルストーリーで、日本史上初めて法曹の世界に飛び込んだ主人公の猪爪寅子(いのつめ・ともこ)、通称・トラコを伊藤が演じている。

 ある脚本家は「《脚本が抜群に面白い》と、大多数の視聴者が1話目からそう感じ取ったのではないでしょうか。随所に散りばめられたユーモアセンス、誰の心にもすっと入ってくるストーリー展開。伊藤さん演じるトラコの疑問点は、現代を生きる女性にも通じ、何年経っても日本は変わらないなとガク然としますが、そういった問題や疑問点をしっかりと投げかけているのもいい。しかも押しつけがましくなく実にサラッと」と話す。

「虎に翼」の脚本の面白さは、すでにドラマ制作に携わる業界の中でも話題になっているそうだが、その脚本の吉田恵里香氏は36歳。作品数はまだそう多くはないものの、多くの脚本家に「脚本家なら喉から手が出るほど欲しい」と言わしめる「向田邦子賞」をすでに受賞。受賞作品は2021年度にNHKで放送された連ドラ「恋せぬふたり」だ。

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