86歳日枝久氏が居座り続けるフジテレビの未来…視聴率は低迷し営業利益は約30%減

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 フジの秘書室に旧ジャニーズ事務所の故・メリー喜多川氏の長女、藤島ジュリー景子氏が在籍していたことで知られているが、ほかにも藤井フミヤ(61)や陣内孝則(65)といった芸能人の子息や、故・安倍晋三氏の実弟・岸信夫氏の長男・岸信千世氏(33)ら、政治家の親族も多数フジに入社している。

 日枝氏が会長時代の象徴的な出来事といえば、2005年のライブドアによるニッポン放送、フジテレビの買収騒動だろう。

「当時、テレビとITの融合を掲げていたホリエモンこと堀江貴文氏率いるライブドアの乗っ取り阻止という会社方針に賛同する社員が多くいました。しかし、もしライブドアと協業していれば、今ごろ状況がたいぶ違っていた可能性があります。制作費も年々減らされ、転職する若手も多く、現場の士気は下がりっぱなしです。キラキラしていた河田町時代のような栄華はもはや取り戻せない状況です」(前出・フジテレビ関係者)

 AI時代に日枝氏が籍を置くフジテレビに明日はあるのか。

(本多圭/芸能ジャーナリスト)

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