「家族にも師匠(志の輔)にも話せない。それで、大師匠(談志)のお墓に行って、墓前に報告しました」

公開日: 更新日:

報告したとたん、『おー』っと高い声が

 晴の輔は1972年、神戸市生まれ。神奈川県藤沢市で育ち、高校時代は岡山県津山市に住んでいた。

「父親が転勤族なのでそうなりました。大学受験に失敗して浪人中、入試が小論文だけで受験可能な大学を探したら、3校あって、中のひとつが東京農業大学でした。そこを受験して合格したんです」

 入学後は落語研究会に入部する。そのわけは?

「落語が好きというわけでなく、楽しい学生生活を送るには、楽しいヤツが集まる部活がいいと選んだのですが、クセのある人ばかりでした(笑)。付き合ってるうちに良さがわかって親しくなり、卒業後も現在まで交友が続いてます」(つづく)

(聞き手・吉川潮)

立川晴の輔(たてかわ・はれのすけ) 落語立川流・立川志の輔一門。1972年11月21日兵庫県神戸市生まれ。岡山県作陽高校、東京農業大学農学部卒。97年、立川志の輔に入門。志の吉を拝名。2003年、二つ目に昇進。08年、東西若手落語家コンペティション・グランドチャンピオン。13年、真打ちに昇進。志の吉から晴の輔へ改名。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  2. 7

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  3. 8

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  4. 9

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  5. 10

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い