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高倉文紀美少女・女優評論家

札幌市生まれ。女優評論家。Webサイト「タレントパワーランキング」(アーキテクト=https://tpranking.com/)、雑誌「日経エンタテインメント!」(日経BP社)などで女優や女性アイドルなどの取材・分析を手がける。映画パンフレット、芸能プロダクション・企業向け分析リポートの執筆も担当。note個人クリエーターページ(https://note.com/tokyodiorama/)。

伊東蒼はドラマや映画のワンシーンに立っているだけで、物語が生まれる

公開日: 更新日:

「宙わたる教室」(NHK総合)

 大谷翔平は今年の活躍でトレーディングカードの価格も急上昇しているが、MLBのトレカでは、レギュラーのほかに未来のスタープレーヤー候補を「トッププロスペクト(最注目株)」としてラインアップすることが多い。

 もしも「2024年春ドラマ」というカードセットがあるとしたらトッププロスペクトは「不適切にもほどがある!」(TBS系)の河合優実(最近ではサントリークラフトボスのCMにアイドル役で出演中)で、「夏ドラマ」編のプロスペクトを選ぶなら、「新宿野戦病院」(フジテレビ系)に出演した伊東蒼だ。

 彼女がこのドラマで演じたのは、オーバードーズになって、聖まごころ病院に担ぎ込まれたトー横キッズのマユ役。

 2005年9月16日生まれ、大阪府出身。演技経験が豊富で、子役としてデビューしたのは6歳のとき。2016年公開の映画「湯を沸かすほどの熱い愛」では母が家を出て宮沢りえが演じた主人公らと暮らすことになる少女役が高く評価され、高崎映画祭最優秀新人女優賞に輝いた。また、2021年放送のNHK朝ドラ「おかえりモネ」では清原果耶が演じたヒロインと気仙沼で出会い、「なぜ気象予報士になったのですか?」と問いかける中学生を繊細に好演して注目を集めた。

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