著者のコラム一覧
高倉文紀女優・男優評論家

札幌市生まれ。女優・男優評論家。Webサイト「タレントパワーランキング」(アーキテクト=https://tpranking.com/)、雑誌「日経エンタテインメント!」(日経BP社)などで女優や女性アイドルなどの取材・分析を手がけるほか、テレビ番組や週刊誌などにコメントを提供。インタビューしたことがある現役の女優は300人以上を数える。note個人クリエーターページ(https://note.com/tokyodiorama/)。

加藤小夏はヒロインとしての“眩しい存在感”がいよいよ開花

公開日: 更新日:

 1999年6月26日生まれ、東京都出身。中学生の時にスカウトされて、芸能界入り。連ドラ初出演でヒロインのひとりを演じた18年放送の「アイズ」(BSスカパー!)の原作も今回と同じく桂正和だ。22年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で源実朝の正室・千世を演じたほか、23年放送の門脇麦主演ドラマ「ながたんと青と-いちかの料理帖-」(WOWOW)では人気芸妓を艶やかに好演した。

 今回のドラマを手がけるテレビ東京の前田知樹プロデューサーは公式コメントで「ヒロインとしての眩しい存在感と、本格派の演技力、制作陣が思い描いたそんなアオイ像にピタリと一致した」と加藤を高く評価する。

 前田プロデューサーの「ヒロインとしての眩しい存在感」という表現には強く共感できる。それこそが加藤小夏の魅力であり、物語のセンターに立つ姿がよく似合う女優だと思う。

 25歳になって、いよいよ、その素質が大きく開花しそうだ。

 東京育ちながら子供時代はよく川に飛び込んで遊んでいたという彼女は、好きな自然音が川の音で、「今でも、川沿いを歩いていると、川が流れる音が、いいなって」(タレントパワーランキングWEB.19年3月11日配信)と語る。

 この秋のドラマでは、抜群にみずみずしくて爽やかな彼女の演技から聞こえてくるすてきな音色に耳を澄ませてほしい。 (おわり)

【連載】2024秋ドラマ 注目美女の素顔と実力

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    冷静になれば危うさばかり…高市バブルの化けの皮がもう剥がれてきた

  2. 2

    すい臓がんの治療が成功しやすい条件…2年前に公表の日テレ菅谷大介アナは箱根旅行

  3. 3

    歪んだ「NHK愛」を育んだ生い立ち…天下のNHKに就職→自慢のキャリア強制終了で逆恨み

  4. 4

    高市首相「午前3時出勤」は日米“大はしゃぎ”会談の自業自得…維新吉村代表「野党の質問通告遅い」はフェイク

  5. 5

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  1. 6

    「戦隊ヒロイン」ゴジュウユニコーン役の今森茉耶 不倫騒動&未成年飲酒で人気シリーズ終了にミソ

  2. 7

    維新・藤田共同代表に自民党から「辞任圧力」…還流疑惑対応に加え“名刺さらし”で複雑化

  3. 8

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  4. 9

    志茂田景樹さんは「要介護5」の車イス生活に…施設は合わず、自宅で前向きな日々

  5. 10

    NHK大河「べらぼう」に最後まで東洲斎写楽が登場しないナゼ?