著者のコラム一覧
スージー鈴木音楽評論家

1966年、大阪府東大阪市生まれ。昭和歌謡から最新ヒット曲まで幅広いジャンルの楽曲を、社会的な視点からも読み解く。主な著者に「中森明菜の音楽1982-1991」「大人のブルーハーツ」「日本ポップス史 1966-2023」など。半自伝的小説「弱い者らが夕暮れて、さらに弱い者たたきよる」も話題に。日刊ゲンダイの好評連載をまとめた「沢田研二の音楽を聴く1980-1985」、最新刊「日本の新しい音楽1975~」は大好評。ラジオDJとしても活躍。

沢田研二の“胃潰瘍の功名”でアルバムのロック感・ニューウェーブ感を高まった

公開日: 更新日:

アルバム「BAD TUNING」(1980年7月21日発売)②

 収録曲は全10曲。目を引くのが「恋のバッド・チューニング」「みんないい娘」「お月さん万才!」の3曲以外、計7曲を演奏しているバンドである。

 バンド名のクレジットは「ALWAYS」(オールウェイズ)。

 メンバーに並ぶのは、つい最近まで沢田研二のバックを務めたどころか、2018年から沢田研二とたった2人だけの編成でツアーを長くこなしたギタリスト・柴山和彦。そして、キーボーディスト・西平彰、ベーシスト・吉田建ら。

 この3人は翌年に結成、沢田研二の演奏を務め、ひいては80年代の過激な沢田研二のパフォーマンスをバックから盛り上げたEXOTICS(エキゾティクス)のメンバーなのだ。つまり、オールウェイズはエキゾティクスの前身バンドとも言える。

 そもそも、オールウェイズは70年代、長くバックを務めた井上堯之(ウォーター)バンドが解散し、その井上堯之自身がオーディションをして集めたバンドだった。
──<しかし、彼のコスチュームが派手になっていくごとに、次第に私の方向性とは離れ始めていきました。そして、彼との関係が10年目に入ろうとしていた頃「そろそろ別行動をしよう」と、密かに決心しました>。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    愛子さまが8月に伊勢神宮「式年遷宮」視察へ 将来は「祭主」を継ぐ可能性も

  2. 2

    阿部慎之助氏の巨人監督復帰が絶望的なワケ…親会社が断固として許さない暴力行為の重み

  3. 3

    バレーボールとビーチバレーで五輪4度出場 高橋有紀子さんは横浜で寿司屋の女将になっていた

  4. 4

    三山凌輝「裏切り愛」でも愛娘・趣里に離婚を勧められない水谷豊&伊藤蘭の悲痛

  5. 5

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  1. 6

    巨人橋上監督代行は本当に「今季限り」でいいのか…他球団から“引き抜き”に要注意

  2. 7

    これぞ維新クオリティー!「副首都法」成立直後に「同日選強行」断言…吉村代表が重ねた約束反故とデタラメ

  3. 8

    検察組織は落ちるところまで落ちた 東大法卒の「特捜部エース」が“ヒモ”とは…世の中真っ暗闇

  4. 9

    不倫疑惑報道の三山凌輝 要注意人物でも“不適切密会”に持ち込めてしまう「人たらし」の極意に迫る

  5. 10

    「ブルーカラー・ビリオネア」には到底なれない…60代の元ブルーカラーは今無職