沢田研二の“胃潰瘍の功名”でアルバムのロック感・ニューウェーブ感を高まった
アルバム「BAD TUNING」(1980年7月21日発売)②
収録曲は全10曲。目を引くのが「恋のバッド・チューニング」「みんないい娘」「お月さん万才!」の3曲以外、計7曲を演奏しているバンドである。
バンド名のクレジットは「ALWAYS」(オールウェイズ)。
メンバーに並ぶのは、つい最近まで沢田研二のバックを務めたどころか、2018年から沢田研二とたった2人だけの編成でツアーを長くこなしたギタリスト・柴山和彦。そして、キーボーディスト・西平彰、ベーシスト・吉田建ら。
この3人は翌年に結成、沢田研二の演奏を務め、ひいては80年代の過激な沢田研二のパフォーマンスをバックから盛り上げたEXOTICS(エキゾティクス)のメンバーなのだ。つまり、オールウェイズはエキゾティクスの前身バンドとも言える。
そもそも、オールウェイズは70年代、長くバックを務めた井上堯之(ウォーター)バンドが解散し、その井上堯之自身がオーディションをして集めたバンドだった。
──<しかし、彼のコスチュームが派手になっていくごとに、次第に私の方向性とは離れ始めていきました。そして、彼との関係が10年目に入ろうとしていた頃「そろそろ別行動をしよう」と、密かに決心しました>。


















