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桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

「新・暴れん坊将軍」は痛快なエンタメ時代劇!現代風刺のような物語も見事

公開日: 更新日:

 日本の正月にはやはり時代劇が合う。4日放送の「新・暴れん坊将軍」(テレビ朝日系)を見て改めて思った。

「暴れん坊将軍」は松平健演じる8代将軍・徳川吉宗が貧乏旗本の三男坊・徳田新之助、通称「新さん」として庶民に紛れ込み、江戸の町にはびこる悪を成敗する人気時代劇シリーズ。これまで再放送などもあったが、なんと17年ぶりに復活した。

 折しもマツケンサンバが再ブーム。朝ドラ「おむすび」のおちゃめなおじいちゃん役で注目の松平が当たり役の吉宗を演じるとあらば見るしかない。

 テレ朝はこの時期には東山紀之主演「必殺仕事人」を放送してきたが、今年は制作されず、代わって「暴れん坊将軍」の出番となったのだろう。

 時代劇には「鬼平犯科帳」などもあるが、鬼平といえば中村吉右衛門をおいて他にいない。甥っ子の松本幸四郎は役者が違うという感じ。おまけに「必殺」や「鬼平」はBSやCSで連日のように過去作品を放送しているので、そちらと比較されがちでお気の毒だ。

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