松坂桃李『御上先生』12.2%で高評価も…『べらぼう』『ホットスポット』とは異なる唯一の“弱点”とは

公開日: 更新日:

■暗い世相を反映してか、《暗いドラマは見たくない》《ドラマで疲れたくない》の声多し

 初回放送後のネットの書き込みを見ても、《数多ある学園ものとは切り口が違う緊張感のある展開で期待できそう》などとドラマ好きの期待は高まっている。「べらぼう」に加えて、同じ日曜放送のバカリズム(49)脚本、市川実日子(46)主演の日本テレビ日曜ドラマ「ホットスポット」とも好勝負になっていきそうだ。

「ただ、最近は超物価高という暗い世相を反映してか、《暗いドラマは見たくない》《ドラマで疲れたくない》という声をよく見かけます。『御上先生』に唯一の“弱点”があるとすれば、教育行政、現場の“闇”というテーマが、日曜の夜に受け入れられるかどうかでしょう。今は《重すぎる》なんて敬遠したがる視聴者もいそうです。その点《地元系エイリアン・ヒューマン・コメディー》をうたう『ホットスポット』の方がとっつきやすいし、『べらぼう』も明暗の緩急がありますからね」(在京キー局ディレクター)

「ホットスポット」の初回視聴率は5.6%だから「御上先生」が圧倒しているのだが、TVerのお気に入り登録数(20日午前11時現在)は、「ホットスポット」の64.2万に対して「御上先生」は41.9万。どうやら「年代によって支持層は分かれている」(前出のテレビ誌ライター)ようだ。日曜ドラマ勝負の行方やいかに。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    亡き長嶋茂雄さんの長男一茂は「相続放棄」発言の過去…身内トラブルと《10年以上顔を合わせていない》家族関係

  2. 2

    朝ドラ「あんぱん」豪ちゃん“復活説”の根拠 視聴者の熱烈コールと過去の人気キャラ甦り実例

  3. 3

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  4. 4

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  5. 5

    「時代と寝た男」加納典明(17)病室のTVで見た山口百恵に衝撃を受け、4年間の移住生活にピリオド

  1. 6

    中居正広氏に降りかかる「自己破産」の危機…フジテレビから数十億円規模損害賠償の“標的”に?

  2. 7

    “バカ息子”落書き騒動から続く江角マキコのお騒がせ遍歴…今度は息子の母校と訴訟沙汰

  3. 8

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 9

    「こっちのけんと」の両親が「深イイ話」出演でも菅田将暉の親であることを明かさなかった深〜いワケ

  5. 10

    長嶋一茂が父・茂雄さんの訃報を真っ先に伝えた“芸能界の恩人”…ブレークを見抜いた明石家さんまの慧眼

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  2. 2

    大谷 28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」とは?

  3. 3

    学力偏差値とは別? 東京理科大が「MARCH」ではなく「早慶上智」グループに括られるワケ

  4. 4

    ドジャース大谷の投手復帰またまた先送り…ローテ右腕がIL入り、いよいよ打線から外せなくなった

  5. 5

    よく聞かれる「中学野球は硬式と軟式のどちらがいい?」に僕の見解は…

  1. 6

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  2. 7

    進次郎農相の「500%」発言で抗議殺到、ついに声明文…“元凶”にされたコメ卸「木徳神糧」の困惑

  3. 8

    長嶋茂雄さんが立大時代の一茂氏にブチ切れた珍エピソード「なんだこれは。学生の分際で」

  4. 9

    (3)アニマル長嶋のホームスチール事件が広岡達朗「バッドぶん投げ&職務放棄」を引き起こした

  5. 10

    米スーパータワマンの構造的欠陥で新たな訴訟…開発グループ株20%を持つ三井物産が受ける余波