著者のコラム一覧
本多正識漫才作家

1958年、大阪府生まれ。漫才作家。オール阪神・巨人の漫才台本をはじめ、テレビ、ラジオ、新喜劇などの台本を執筆。また吉本NSCの名物講師で、1万人以上の芸人志望生を指導。「素顔の岡村隆史」(ヨシモトブックス)、「笑おうね生きようね いじめられ体験乗り越えて」(小学館)などの著書がある。新著「1秒で答えをつくる力──お笑い芸人が学ぶ『切り返し』のプロになる48の技術」(ダイヤモンド社)が発売中。

デーブ・スペクターさんとは非常に仕事がしやすい テレビ番組のゲストでも全体を俯瞰しているから

公開日: 更新日:

 デーブさんとは20年前から何回かトーク番組のゲストでお世話になりました。当時はまだ変な外国人タレントのイメージでしたが、驚くほど上品な方でした。

 バラエティー番組で見る姿とは違い、日本人以上にきれいな日本語を話され、スタッフの話にもきちんと耳を傾けてくださって非常に仕事がしやすい。本番でもダジャレでボケて「いらんこと言いなはんな!」とツッコまれる時と真面目な話の時は決して話を妨げず、ココという時に入ってくる、空気の読める方でした。

 生本番のCM中に「こんな感じで大丈夫ですか?」と出演者やスタッフに確認されたり、時には「これは僕から言った方がよくないですか?」と提案もされたり、たとえゲストでも番組全体を俯瞰で見て提案して下さいました。

「ウォシュレットを、一番早くアメリカのメディアに伝えたのは僕なんですよ」と言われても「ホンマかいな!」と当時はツッコまれるだけでしたが、事実のようですし、日本の番組などを紹介する発信力はかなりの実力なのだと思います。「将来は日本に骨をうずめるつもりです」と日本人でもなかなか言わないような表現を巧みに使い「僕は日本と日本人が好きなんでしょうね。アメリカに行くより日本に戻ってきた時の方が落ち着いてますね」と、完全に主体が日本だということを語っておられました。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  4. 4

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  5. 5

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  1. 6

    巨人が助っ人左腕ケイ争奪戦に殴り込み…メジャー含む“四つ巴”のマネーゲーム勃発へ

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    支持率8割超でも選挙に勝てない「高市バブル」の落とし穴…保守王国の首長選で大差ボロ負けの異常事態

  4. 9

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 10

    和田アキ子が明かした「57年間給料制」の内訳と若手タレントたちが仰天した“特別待遇”列伝