殺人的酷暑はベテラン女子プロに追い風か…20代若手より暑さに強い“意外な要因”をフィジカルトレーナー指摘
【資生堂・JALレディス】最終日
大接戦だった。
「5年ぶり」と「13年ぶり」に優勝を狙う2人のプレーオフは、「5年ぶり」の永峰咲希(30)に軍配が上がり、2020年日本女子プロ以来となる3勝目を手にした。
本戦18番で約12メートルの下りのハードなスライスパットを沈めて通算9アンダーのトップに並んだ木戸愛(35)は、プレーオフ1ホール目に2メートルのバーディーチャンスにつけるも、パットがカップの左を通過。ここで決められなかったのが痛かった。12年7月のサマンサタバサレディース以来の2勝目は逃したものの、神奈川・横須賀出身のゴルファーとして、地元ファンを大いに沸かせた。そんな木戸を後押ししたのは23年12月に他界した元プロレスラーの父・修さんだけではなかった。今大会は初日から30度を超える酷暑下で行われた。蒸し暑いフェアウエーやグリーン上の気温は40度近かっただろう。2日目に異例といえる6人もの棄権者が出たのは暑さの影響もあるはずだ。
そんな過酷な環境でプレーオフを戦った永峰と木戸はともに30代。3位の金沢志奈は今月29日で30歳になり、5位の工藤遥加も32歳だ。