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桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

「俺の話は長い」「最後から二番目の恋」「ソロ活女子」…続編ドラマが支持される今どきの理由

公開日: 更新日:

アラ還世代には「続・続・最後から二番目の恋」

 昨今ドラマ界に続編の流れが来ている。春ドラマでも楽しみとされているのが「続・続・最後から二番目の恋」(フジテレビ系)。木曜劇場枠で「最後から二番目の恋」が放送されたのは2012年1月。2年後に「続・最後から二番目の恋」が放送され、11年の時を経てお目見えだ。

 アラフォーの恋を演じてきた小泉今日子中井貴一もアラ還世代。人生100年時代、酸いも甘いもかみ分けてきた大人の男女がどんな物語を見せてくれるのか。

 江口のりこ演じる五月女恵がひとり時間を楽しむドラマ「ソロ活女子のススメ5」も始まった。21年4月に放送されて以来毎年1回新作を発表している。

 毎クール、大量の連ドラが生産され、視聴が追いつかない。ならばいっそ連ドラなど見るのをやめるという人も多い。時間をムダにしたくないから話題になったものを後から見る人も多い。さらに海のものとも山のものともわからない新作より昔、評判を呼んだ話題のドラマの続編でも……。それが選ばれる理由か。

「最後から」のような何十年ぶりの続編ドラマには、夢中になって見ていたあの頃の自分に会えるという郷愁や感慨深さがあるのもいい。

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