著者のコラム一覧
田中幾太郎ジャーナリスト

1958年、東京都生まれ。「週刊現代」記者を経てフリー。医療問題企業経営などにつ いて月刊誌や日刊ゲンダイに執筆。著書に「慶應幼稚舎の秘密」(ベスト新書)、 「慶應三田会の人脈と実力」(宝島新書)「三菱財閥 最強の秘密」(同)など。 日刊ゲンダイDIGITALで連載「名門校のトリビア」を書籍化した「名門校の真実」が好評発売中。

北川景子が味わった二度の挫折 仕事の間にロケバス内の猛勉強で明治大商学部に合格した努力家

公開日: 更新日:

■仕事急増で通信制のクラーク記念国際高校に転校

 思い悩んでいた頃、地元の神戸市の街を歩いていると、芸能事務所のスカウトから声をかけられた。高校2年の時だった。このまま机に向かっていても成績は上がりそうにない。気分転換に事務所に行き、レッスンを受けると、わずか1週間後にティーン誌の専属モデル、さらにドラマ「美少女戦士セーラームーン」(TBS系)の出演が決まった。

「事務所に所属する際、大学に入ってちゃんと卒業すると両親と約束している。しかし、仕事のたびに上京していたら受験どころではなくなる。高校3年になると東京に引っ越し、通信制のクラーク記念国際高校に転校するんです」(芸能記者)

 神戸と東京を行ったり来たりする手間は省けたが、受験勉強に没頭する時間を確保するのは大変だった。セーラームーンは1回の放送が30分で全49回。長期にわたった。早朝にロケ地に向かう日々が高3の夏まで続いた。勉強する場所はロケバスの中しかなかった。撮影の合間を見つけて、オープンキャンパスにも足を運んだ。そして、しっくりきたのが明治大だった。地味な校風に好感を覚えた。政治経済学部か商学部かで迷っていたが、マーケティングの勉強ができることに魅力を感じ、後者に決めた。

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