著者のコラム一覧
本多正識漫才作家

1958年、大阪府生まれ。漫才作家。オール阪神・巨人の漫才台本をはじめ、テレビ、ラジオ、新喜劇などの台本を執筆。また吉本NSCの名物講師で、1万人以上の芸人志望生を指導。「素顔の岡村隆史」(ヨシモトブックス)、「笑おうね生きようね いじめられ体験乗り越えて」(小学館)などの著書がある。新著「1秒で答えをつくる力──お笑い芸人が学ぶ『切り返し』のプロになる48の技術」(ダイヤモンド社)が発売中。

「自分が頼むなら、僕は選ばないかな…」と言う橋下徹に、出演者が「選ばんのかえ!」と総ツッコミ

公開日: 更新日:

 弁護士のおかしな判断の話になると、「これはおかしい、社会通念上許されないと思いますね。僕が相手の弁護士ならそこを徹底的に突きますね」と“弁護士・橋下徹”を前面に押し出してしっかり主張をされていました。

 そんな中、印象に残っているのは弁護士のあり方についてです。「弁護士は正義の味方だと思ってらっしゃるんですけど、それは違います。依頼者の利益を最大に考えるのが弁護士ですから、おかしなことを言うなと思っても自分がその立場で一番利益になることだと思えばきっと同じことを言うと思います。そういう仕事だということをぜひわかっていただきたい」と現在なら当たり前のことですが、当時、これほどはっきり言われたのは私の知る限り橋下さんが初めてだったと思います。

 弁護士の固定観念を崩し、普通の言葉で端的にバサッと斬る姿にスッキリした視聴者が多かった。芸人の世界も同じで、お客さんにわかるように話さなければ、オチで爆笑をとれません。さらに、関西人ならではで人に突っ込ませる“スキ”をつくるのもうまいので番組が盛り上がる。

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