名門・筑波大付属から東京藝大に進んだ“秀才”野村萬斎の教育方針 長男・裕基は立教英国学院から慶大へ
立教英国学院は立教大への推薦枠を持っているが、帰国した裕基がそれを使うことはなかった。慶応大法学部に進んだのだ。「親子共演が増え、逆に狂言を忘れる時間が欲しかったのではないか。慶応は比較的、出席に厳しくありませんし……」と慶応大文系教授。同大を選んだ理由としては2歳上の姉・彩也子(TBSアナウンサー)が環境情報学部で学んでいたことも少なからず影響したようだ。
何代にもわたって引き継がれていく伝統芸能の世界で萬斎・裕基親子が新たな境地をどう開拓していくか興味深い。