A級戦犯は港浩一前社長と大多亮元専務…フジ中居問題“目くらまし”検証番組 今なお「日枝礼讃」の異常
日枝久氏の“武勇伝”をいきなり挟み込む違和感
40年以上取締役を務めたフジテレビのドン・日枝久氏(87)のことになると、盟友・尾上規喜前監査役(90)が「諸悪の元凶は日枝だ、っていう世論の動きにはやっぱり納得できない」とコメント、遠藤龍之介前副会長(69)も日枝氏のリーダーシップ武勇伝を語るなど、日枝礼賛ムードという違和感。清水氏らは日枝氏に3回検証番組に出演するよう願い出たが断られたという。
「皆が日枝氏に顔色をうかがい、日枝氏の武勇伝を間に挟むなど、相変わらず日枝氏が権力のキーマンなことは明らか。3回断られたというのは自社の事情で、何十回でも頼み込んで日枝氏に出演願うべきでしょう。今回の検証番組が終わりではなく、今後も検証し、報告の時間を設けるべき。『楽しくなければテレビじゃない』の看板を下ろすような発言もありましたが、視聴者が求めているのは“民放のEテレ”ではなく、面白いコンテンツです。フジテレビは不謹慎なところは正し、進捗を報告しつつ、フジらしい面白い番組で再生に向かっていただきたいと思います」(影山氏)
佐々木アナは10日付で編成総局編成局アナウンス室部長から、コーポレート本部アナウンス局次長に昇進。目くらましとしかいえない内容で、今回の検証番組出演と交換条件で昇進したと話題になっているが……真意はどうなのか。さらなる検証が必要だ。
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フジテレビ問題の検証番組が放送されたのにこの体たらくでは信頼回復への道は遠い。関連記事【もっと読む】フジテレビ系「不思議体験ファイル」で7月5日大災難説“あおり過ぎ”で視聴者から苦情殺到…では、同局の「オカルト好き」ぶりを伝えている。