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牧村康正ジャーナリスト

1953年、東京都生まれ。立教大学卒業後、竹書房に入社し、漫画誌、実話誌、書籍編集などを担当。立川談志の初の落語映像作品を制作。実話誌編集者として山口組などの裏社会を20年にわたり取材。同社代表取締役社長を経て、現在フリージャーナリストとして活動。著書に「ごじゃの一分 竹中武 最後の任侠ヤクザ」「『仮面』に魅せられた男たち」(ともに講談社)などがある。

野村克也・沙知代「名将を支えた“最低の女房”」(3)衆院選出馬、学歴詐称、脱税…沙知代は世間を騒がせ続けた

公開日: 更新日:
野村沙知代(C)日刊ゲンダイ

 一九七七年に南海ホークスを去った野村克也は、沙知代の“なんとかなるわよ”という言葉を頼りに東京へ向かい、同年、金田正一監督率いるロッテオリオンズに移籍。翌七八年には根本陸夫監督率いる西武ライオンズに移籍する。だがいずれのチームでも派手に活躍することはなかった。

 克也が現役引退を決めたのは、八〇年九月二十八日の対阪急ブレーブス戦終了後だった。この試合で克也は捕手として先発出場するが、一点差を追う八回裏一死二、三塁の場面で、根本監督は三打数ノーヒットだった克也に代打を送る。克也の二十七年に及ぶ選手生活で初の屈辱だった。克也は代打失敗を祈り、併殺の結果に終わって「ざまあみろ」(「女房はドーベルマン」野村克也、以下同)とほくそ笑んだが、「チームが負けることを望むようになったらおしまいだ」と気づき、四十五歳で引退を決意した。

 引退後の克也は、野球評論家として目覚ましい活躍を見せる。 

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