著者のコラム一覧
本多正識漫才作家

1958年、大阪府生まれ。漫才作家。オール阪神・巨人の漫才台本をはじめ、テレビ、ラジオ、新喜劇などの台本を執筆。また吉本NSCの名物講師で、1万人以上の芸人志望生を指導。「素顔の岡村隆史」(ヨシモトブックス)、「笑おうね生きようね いじめられ体験乗り越えて」(小学館)などの著書がある。新著「1秒で答えをつくる力──お笑い芸人が学ぶ『切り返し』のプロになる48の技術」(ダイヤモンド社)が発売中。

ななまがりは自分たちのワールドを長年貫いた結果、“時代がついてきた”

公開日: 更新日:

 一時は、観客にわかりやすいようにマイナーチェンジしたこともありましたが、自分たちがやりたい芸風を貫きたい意思が強かった。そうして長年「ななまがりワールド」を貫いた結果、ネットの浸透で趣味嗜好が多様化し“時代がついてきた”というか、花開いた感があります。また“キモカワ”な外見も、年を重ねたことで、キモより、“カワイイ”に変わったことも追い風でした。

 今回披露した、取引先がビキニで現れるコントに関して言えば……ピンクのビキニ姿を指摘され、慌てて着替えに戻ったかと思ったら「変わらぬピンクのビキニで再登場」というのが残念。3度目に黄色のビキニで登場しましたが、色変わり衣装変わりの展開を早くして、観客に「次は?」と期待させて欲しかった。そんなところも含めて、“伸びしろ”はまだまだあります。

 ファイナリストとして爪痕を残したことで、探究心旺盛な2人を地上波で見る機会も増えていくことになるでしょう。これからも独自の世界を突き進んで欲しいと思います。 

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋