ななまがりは自分たちのワールドを長年貫いた結果、“時代がついてきた”
一時は、観客にわかりやすいようにマイナーチェンジしたこともありましたが、自分たちがやりたい芸風を貫きたい意思が強かった。そうして長年「ななまがりワールド」を貫いた結果、ネットの浸透で趣味嗜好が多様化し“時代がついてきた”というか、花開いた感があります。また“キモカワ”な外見も、年を重ねたことで、キモより、“カワイイ”に変わったことも追い風でした。
今回披露した、取引先がビキニで現れるコントに関して言えば……ピンクのビキニ姿を指摘され、慌てて着替えに戻ったかと思ったら「変わらぬピンクのビキニで再登場」というのが残念。3度目に黄色のビキニで登場しましたが、色変わり衣装変わりの展開を早くして、観客に「次は?」と期待させて欲しかった。そんなところも含めて、“伸びしろ”はまだまだあります。
ファイナリストとして爪痕を残したことで、探究心旺盛な2人を地上波で見る機会も増えていくことになるでしょう。これからも独自の世界を突き進んで欲しいと思います。