著者のコラム一覧
増田俊也小説家

1965年、愛知県生まれ。小説家。北海道大学中退。中日新聞社時代の2006年「シャトゥーン ヒグマの森」でこのミステリーがすごい!大賞優秀賞を受賞してデビュー。12年「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」で大宅壮一賞と新潮ドキュメント賞をダブル受賞。3月に上梓した「警察官の心臓」(講談社)が発売中。現在、拓殖大学客員教授。

「時代に挑んだ男」加納典明(34)映画が写真に、一発勝負の世界に敵うわけがない。〇〇の問題よ

公開日: 更新日:

 作家・増田俊也氏による新連載スタート。各界レジェンドの生涯を聞きながら一代記を紡ぐ口述クロニクル。第1弾は写真家の加納典明氏です。

  ◇  ◇  ◇ 

増田「写真で生きていきたい、写真で表現していきたいというこだわりが非常に強かったわけですね」

加納「そう。やっぱり写真だった」

増田「写真。映画。文学。この3つを較べると、典明さんのなかではどんな位置関係なんですか」

加納「映画が一番かったるい。文学の方がまだかったるくないです。俺のなかでは順位として、写真、文学、映画の順だね」

増田「映画のどんなところが嫌なんでしょう」

加納「言い訳が多いんだ」

増田「言い訳?」

加納「なんていうんだろう。映画は説明過多に過ぎるんだよ。だからグッとくる部分が少ない」

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