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増田俊也小説家

1965年、愛知県生まれ。小説家。北海道大学中退。中日新聞社時代の2006年「シャトゥーン ヒグマの森」でこのミステリーがすごい!大賞優秀賞を受賞してデビュー。12年「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」で大宅壮一賞と新潮ドキュメント賞をダブル受賞。3月に上梓した「警察官の心臓」(講談社)が発売中。現在、拓殖大学客員教授。

「時代に挑んだ男」加納典明(34)映画が写真に、一発勝負の世界に敵うわけがない。〇〇の問題よ

公開日: 更新日:

増田「少ないですか」

加納「ないね。ほとんどない」

増田「ニューヨークから戻ってきた頃、27歳のころにはすでにその境地に?」

加納「そう。いってた」

増田「やっぱり早熟だ。早いですね」

加納「ただ、映画でいえばジェームス・ディーン*なんかは俺もいいとは思った。映画のうんぬんではなくて役者としてだけどね。彼は有名な演劇学校出てるんだけど、なんて言うんだろう、生地に持ってるもの。地の物。そういう良さを感じた」

※ジェームス・ディーン:1931年生まれ。24歳で夭折した伝説のアメリカ俳優。20世紀の文化に影響を与えた最高の1人だと言われる。代表作に『エデンの東』『理由なき反抗』など。

増田「でもジェームス・ディーンであってもやはり写真には敵わないと」

加納「無理だね。ぜんぜん無理。映画では写真のショット感というかスナップスというか、1発勝負の世界に敵うわけがない。彼なんかは俺のカメラで写真を撮ってみたかったよ」

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