“河合優実劇場”と化した朝ドラ「あんぱん」…山口百恵+田中裕子の逸材に「天城越え」リメーク待望論
河合といえば《山口百恵さんに似てる》というのは、もはや視聴者の間で共通の認識。本人も学生時代からそう言われ続けていたようで、「最初は謙遜してたんですけど、もう言われ過ぎて、文化祭とかでコピーしてました」と、8月19日放送の「バナナサンド」(TBS系)で告白。番組内では百恵さんの名曲「イミテイション・ゴールド」を歌い上げ、お茶の間を沸かせた。
「河合さんの蘭子を見ているうちに、《田中裕子さんに似ている!》とも思うように。お顔立ちは百恵さんでも、演技の間合いや表情、たたずまい、蠱惑的な美が田中さんの20代、30代の頃によく似ているんです。田中さんもほかの女優さんの誰とも似ていない唯一無二の存在感ですが、河合さんにもそれがある。河合さん主演で、映画『天城越え』をリメークなんていいんじゃないでしょうか」(前出の山下真夏氏)
「天城越え」は1983年に公開された松本清張氏原作の日本映画。娼婦のハナを演じた田中の妖しい美貌は公開当時大いに話題になったものだ。
「『ふてほど』の純子役ではちゃんと高校生に見える。『あんぱん』で40代になった蘭子なら、ちゃんと40代に見える。年齢不詳的なところがあるのも役者としては強み。しかし、同世代の女優は今後、共演に河合さんの名があるとちょっとやりにくいと感じてしまうかもしれませんね。話題性と実力では頭ひとつ抜けていますから。食われてしまうと心配してしまうかも」(エンタメ誌編集者)