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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

57歳で俳優デビュー…好奇心を満たす限り田中泯は「わたしの子ども」を裏切らない

公開日: 更新日:

「後悔し始めてます」
 (田中泯/日本テレビ系「24時間テレビ48-愛は地球を救う-」8月30日放送)

  ◇  ◇  ◇

 映画「国宝」(東宝)で人間国宝の人物を演じた田中泯(80)。バラエティー番組はもちろん、トーク番組にもめったに出ない彼が、お笑い芸人中心のバラエティーパートにまさかの出演をして驚かせた。しかもネプチューン堀内健に自己紹介ギャグを伝授されるというむちゃぶりの餌食に。「田中みーんみーん、ビタミンちょうだーい」と抜群の切れ味で披露した後に、この番組への出演について漏らした言葉を今週は取り上げたい。

 現在は俳優として知られている田中だが、本職はダンサー。ほぼ全裸で街中で踊り、逮捕された経験もあるだけに、実際にはホリケンのギャグをやってみることなど造作もないことだろう。

 田中は既存のダンスの価値観に疑問を持ち、表現方法を模索した。彼の踊りには決まった形や振り付けは存在しない。

「できる限り、自分のそこで生まれた感覚に正直な動きをして、自分の心の中に生まれた衝動のようなものを動き化していく」(NHK・Eテレ「SWITCHインタビュー 達人達」2022年4月4日)という「場踊り」と呼ぶ即興ダンスは、世界的に評価されていった。

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