マムダニ会談からトランプ政権が「政策転換」か? 米国では与野党が騒然
11月21日のトランプ大統領とマムダニ次期NY市長との共同会見では、2人が和気あいあいと笑顔で意見を交わす姿が、予想に反した驚きとして報じられた。
しかし、それだけではない。ほぼ同じタイミングでトランプ氏がこれまでの政策の大転換を打ち出し、与野党は騒然としている。
トランプ大統領は民主社会主義者のマムダニ氏について、「クレージーな共産主義者」などと攻撃を繰り返してきた。しかし会談では「私たちには思ったよりずっと大きな共通点があった」とし、「アフォーダビリティー(生活の負担軽減)について議論した」と述べている。
「アフォーダビリティー」は、マムダニ氏のスローガンだ。家賃上昇率の凍結や乳幼児保育の無償化など、具体的な公約が熱烈な支持を集めた。これはトランプ氏が2024年の大統領選で「物価を下げる」と公約したのとよく比較されるが、政権発足以来、逆に関税によるインフレが進み支持を落としている。
このままでは来年の中間選挙を戦えない。そのためマムダニ旋風に乗って自らをアピールしたと受け取られている。


















