ミュージカル『リトルプリンス』で“花”演じる岡崎かのん「星の王子さまに“愛とは何か”を気づかせる役です」
365日ほぼフル回転
──入団4年目の「ラブ・レター」(2022年)ではヒロインの白蘭に抜擢され、透明感ある歌声と演技力が絶賛されましたが、今回の役は?
「高慢で気まぐれな“花”は王子さまを振り回す存在ですが、同時に彼に“愛とは何か”を気づかせる重要な役です。私はどちらかといえば、“花”とは正反対の内向的な性格ですが、王子さまが“花”が待つ星に帰りたいと思わせる魅力と存在感を出すことができればいいですね」
──名刺の肩書は「ミュージカル俳優/プロデューサー」ですが。
「音楽座カンパニーは舞台出演のほかに、企業研修のトレーナーやファシリテーター(進行役)としての活動もあって365日ほぼフル回転。でも報酬制なので、年間を通して表現に関わりながら生活できるのは俳優として幸せなことです」
──休みの日は何を?
「2~3日あれば、安いキップを使って1人で海外旅行。この前はドイツとデンマークに行きました。観光よりも人間観察ですね。旅行は舞台の勉強や俳優としてのモチベーションを高めるためでもあります」
──目標は?
「舞台を通して、お客さまの人生が少しでもいい方に変わるきっかけになったり、いつまでも心に残る俳優になりたいと思います」
(聞き手=山田勝仁)
◆音楽座ミュージカル「リトルプリンス」は11月14~16日、IMM THEATER(水道橋駅)で上演。


















