著者のコラム一覧
増田俊也小説家

1965年、愛知県生まれ。小説家。北海道大学中退。中日新聞社時代の2006年「シャトゥーン ヒグマの森」でこのミステリーがすごい!大賞優秀賞を受賞してデビュー。12年「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」で大宅壮一賞と新潮ドキュメント賞をダブル受賞。3月に上梓した「警察官の心臓」(講談社)が発売中。現在、拓殖大学客員教授。

「時代に挑んだ男」加納典明(58)「『俺との喧嘩』が一生のテーマ。おまえは誰だという自己検証を続けている」

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加納「自己ジレンマってのは、アーティスト、クリエーターっていうのは、みんなあると思うよ。あとは質、量だよね。うん、カインドだよね。うん。そこで、オリジナルっていうことがいかに大事かなというか、世になかったもの、かつてなかったものを出していかなければっていう。それはお篠も荒木もあると思うよ。増田さんだって小説家だからあるでしょう」

増田「はい。あります」

加納「それこそアートの部分じゃなくても、政治でもそうだよね。イデオロギーに関してかつてなかったものってこれから編み出せないのかって。例えばアメリカのトランプ*に対する反応とか見てても、海外、カナダの人とかメキシコの人がいて、その人たちの反応の仕方とか見てると面白い。もうね、アメリカ自体がそうなんだけど、トランプなんて、あれはなんて言うんだろうなあ、亜種というか異種というか、逆にいえば人間そのものとも言えるしね」

ドナルド・トランプ:1946年生まれ。アメリカの第45代・47代大統領。共和党員でナショナリスト、保護主義者。若き日に父親から継いだ不動産業で大成功し、さまざまなベンチャー企業も立ち上げた後に大統領となった。総資産額は20億ドルを超えるといわれる。

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