「時代に挑んだ男」加納典明(58)「『俺との喧嘩』が一生のテーマ。おまえは誰だという自己検証を続けている」
増田「食べ物のように食べて体の一部にしてしまうと」
加納「そう。感性をそのまま体内に取り込んでしまう。取り込んだあとに構造化させて、立体化させる。そういう中で絶えず『おまえはそれでどうなんだ。おまえは結局誰なんだ』と自己検証していくわけ」
増田「先ほどおっしゃった“俺との喧嘩”ということですね」
加納「それが一生のテーマだね。増田さんだってそうでしょう。おそらくクリエーター、芸術家っていうのは、みんなそういう部分があると思う。だから俺とは異なるジャンルの人に会いたいし、新しいジャンルの人に会いたい」
増田「なるほど」


















