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増田俊也小説家

1965年、愛知県生まれ。小説家。北海道大学中退。中日新聞社時代の2006年「シャトゥーン ヒグマの森」でこのミステリーがすごい!大賞優秀賞を受賞してデビュー。12年「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」で大宅壮一賞と新潮ドキュメント賞をダブル受賞。3月に上梓した「警察官の心臓」(講談社)が発売中。現在、拓殖大学客員教授。

「時代に挑んだ男」加納典明(58)「『俺との喧嘩』が一生のテーマ。おまえは誰だという自己検証を続けている」

公開日: 更新日:

増田「食べ物のように食べて体の一部にしてしまうと」

加納「そう。感性をそのまま体内に取り込んでしまう。取り込んだあとに構造化させて、立体化させる。そういう中で絶えず『おまえはそれでどうなんだ。おまえは結局誰なんだ』と自己検証していくわけ」

増田「先ほどおっしゃった“俺との喧嘩”ということですね」

加納「それが一生のテーマだね。増田さんだってそうでしょう。おそらくクリエーター、芸術家っていうのは、みんなそういう部分があると思う。だから俺とは異なるジャンルの人に会いたいし、新しいジャンルの人に会いたい」

増田「なるほど」

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