木村拓哉主演映画「TOKYOタクシー」好発進も…原作とかけ離れた《イケオジぶり》がアダとなる恐れ
「TOKYOタクシー」の原作は、2023年公開のフランス映画「パリタクシー」。終活に向かうマダムを乗せたタクシー運転手が、彼女の人生をめぐるパリ横断の旅に巻き込まれていく姿を描いたヒューマンドラマで、そのプロットを生かした“東京版”というわけ。
レビューサイトFilmarksでの「パリタクシー」の評価は5点満点で3.9(11月21日現在)と、まずまず高評価で、早くも《「TOKYOタクシー」が公開されるということで(配信で)鑑賞》なんてレビューも。キムタク効果はオリジナル版にも及んでいるようだが、一方で《さて、キムタク×倍賞千恵子はどうだろう》なんてクールな見方もちらほらある。
それでなくともキムタクの主演映画は越えるべき“ハードル”が高い。2024年末公開の「クランメゾン・パリ」は興行収入42億円超えだった。
「木村さんは期待値が高いですからね。『TOKYOタクシー』のFilmarksでの評価も3.8と滑り出しは好調ですが、最初はファンによる“上積み”もあるでしょう。そもそもオリジナル版のタクシー運転手は金なし、休みなし、免停寸前と人生最大の危機を迎えた、人生に疲れ切った無精ひげの中年男なのに、木村さんはあまりにもイケオジすぎ。原作と比較して《キムタクはおとなしかった》なんてツッコミもすでに入っていますし、スターの輝きを隠せないことがアダとなる、と見る向きは少なくありません」(映画ライター)


















