森田望智は苦節15年の苦労人 “ワキ毛の女王”経てブレーク…アラサーで「朝ドラ女優」抜擢のワケ
象徴的だったのが、2011年後期「カーネーション」の尾野真千子だ。起用時29歳。演技力重視のキャスティングは、視聴者だけでなく業界内にも衝撃を与えた。2018年後期「まんぷく」では、安藤サクラが32歳でヒロインに。若さばかりでなく、「主人公の人生を演じ切れるか」も判断基準になっているのだ。
森田も、その系譜上にいる女優だ。「全裸監督」で強烈な印象を残し、その後も映画、ドラマで着実にキャリアを積み上げてきたが、決して“朝ドラ用の清純派”ではない。むしろ、陰影や痛みを内包した表情が武器だ。
さらに、朝ドラ前に大きな仕事が入った。
「村上春樹さんの原作を舞台化した、藤原竜也主演の『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』では、初舞台にもかかわらず2役を演じます。1月から3月は国内各地、4月からはシンガポール、英、仏などでのワールドツアー。日程はかなりハードですが、森田さんの演技が、海外の関係者の目に留まる可能性も十分にあります」(演劇担当記者)
この2年間で、さらなる飛躍を遂げそうな勢いである。


















