松嶋菜々子「おコメの女 -国税局資料調査課・雑国室-」社会派・痛快エンタメドラマの看板に偽りなし

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 1月ドラマが始まった。「おコメの女─国税局資料調査課・雑国室─」(テレビ朝日系)は、まずその設定が面白い。

 国税局には「資料調査課」(通称、コメ)という部署がある。税務署では対応が難しい案件や、高度な専門知識が必要な事案に関する資料収集や調査を担う。ドラマでは、このコメの中で雑務を行う「複雑国税事案処理室」(通称、ザッコク)が登場。コメは実在するが、ザッコクは架空だ。

 創設したのはコメの敏腕調査官だった米田正子(松嶋菜々子)。元上司の飯島(大地真央)、広報が専門だった古町(高橋克実)、人心掌握術が得意の俵(長濱ねる)、キャリア官僚の笹野(佐野勇斗)といったクセのある面々を集めた。

 初回のターゲットは「年金ビーナス」と呼ばれる紅林(アンミカ)だ。彼女には高齢者向けセミナーを利用した“裏ビジネス”の疑いがあった。正子たちは紅林主催のパーティーに潜入し、見事なチームプレーで脱税の証拠となる「現金」を捜し出していく。

 正子の信条は「ヒト、モノ、カネを徹底的に調べ上げ、悪どく納税を免れるバカ共をあぶり出し、しっかりと税金を納めさせる」だ。そのブレない姿勢が小気味いい。脚本の名義は「g.O.A.T」。初耳だが、よくこなれた仕事ぶりは熟練の脚本家集団を想像させる。「社会派・痛快エンタメドラマ」の看板に偽りなしだ。

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