萩本欽一(3)「今のテレビは“生まれてもいないもの”もスポンサーからお金を取る。それ、おかしい」
増田「バリ取り*──編集用語で活字の世界でもいいますけど、無駄な間の部分──そのバリを取ればいいというもんじゃないんですね」
※バリ取り(ばりとり):本来は金属・樹脂・木材などを加工した際に切断面や穴の縁に残るバリ(不要な突起やささくれ)を取り除く作業を指す。転じて映像編集や音声編集での無駄な部分を削っていく作業をいう。
萩本「そうそう」
増田「今のテレビというのはいろんな人をたくさん出して、みんなしゃべらせてバリを取って凝縮して番組ができちゃうと」
萩本「そうなんです。それがだめよ、もう」
増田「最近、YouTubeでコント55号を見直したんですよ。いま見てみると面白いのは何かというと、やっぱり“間”が面白いんですよね」
萩本「そうですよ」
増田「萩本さんのアドリブに坂上二郎さんが『うっ』ってなって考えたり、逆に萩本さんが『ええっと、あのね』と考えたり、そうその〝間〟のときに見てる方も何を言おうかって考えちゃう。何て言うんだろうって」


















