著者のコラム一覧
髙橋裕樹弁護士

「すべては依頼者の笑顔のために」がモットー。3000件を超す法律相談実績を持ち、相続や離婚といった身近な法律問題から刑事事件、企業法務まで何でもこなすオールマイティーな“戦う弁護士”。裁判員裁判4連続無罪の偉業を成し遂げた実績を持つ。アトム市川船橋法律事務所。

ようやく著作権法の改正案…これまで歌手の取り分がゼロ円だったのはなぜ?

公開日: 更新日:

 改正案では、ホテルやレストラン、イベントなど「公の場」で楽曲を流す場合に、歌手・演奏家などの実演家や、CDを制作したレコード会社(レコード製作者)が使用料を受け取れる「レコード演奏・伝達権」を新設するとされています。文化庁長官が指定する団体が使用料の案を作成し、徴収と分配を担うかたちです。施行までには一定の準備期間が見込まれていますが、お店側にとってはいずれ負担が増える話でもあります。

 もっとも、文化審議会の報告書では、小規模な事業者には支払いの免除や減額を検討するよう求めています。歌手・演奏者に与えられる権利が、利用そのものを禁止できる「許諾権」ではなく、使用料を請求できる「報酬請求権」とした点も、お店の営業を止めない配慮といえます。

 コーヒー一杯の傍らで流れるあの曲の使用料が、これから誰の手に届くのか。ふだん意識しないお金の流れに、少しだけ目を向けてみてもいいのではないでしょうか。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    北島三郎(3)「北島ファミリー」の長女・原田悠里が語る御大

  2. 2

    「マクドは健康保険と年金に加入できてよかった」 シニアが働き続けるために必要なこととは?

  3. 3

    徳川光圀(1)水戸黄門は全国漫遊などしていない 主に出かけたのは江戸と領地の往復

  4. 4

    東京・蒲田の2駅結ぶ蒲蒲線、大田区と地元を取材して分かった実現のハードルと地元の思い

  5. 5

    東京・大井町、OIMACHI TRACKSと対照的な東小路飲食店街、商店街理事長が直面する2つの問題

  1. 6

    NHK夏の音楽特番「うたであえたら」は北川景子のMCが見事 カオスと化した近年の紅白はお手本に

  2. 7

    「山口組」抗争指定解除へ、それでも対立は続く…6代目幹部「喜ぶのは早い」

  3. 8

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  4. 9

    止まらない高市首相SNS発信に官邸総動員の実態…この週末は3日間で11連投も「ゴキブリ」投稿で大炎上

  5. 10

    清水アキラさんが三男急死の直前に語っていた“せがれ”のこと 良太郎さんに口説かれものまねショー復帰