松岡茉優はNHKドラマ初主演で若手実力派女優から無類の演技派へと転身した
女優・松岡茉優を強く認識したのは、2013年の朝ドラ「あまちゃん」(NHK)だ。地元アイドル「GMT47」のメンバー、埼玉出身の入間しおり役で顔と名前が知られるようになった。
次が翌年の時代劇「銀二貫」(同)だ。あだ討ちで父を失った鶴之輔(林遣都)が、大阪で商人として生きていく。松岡が演じたのは、鶴之輔を慕いながらも孤児の自分を育ててくれた養母のために、その思いを封印して生きる真帆だ。松岡の抑えた演技によって真帆のけなげさが際立っていた。
15年、今度は現代劇の「限界集落株式会社」(同)に出演した。舞台の「止村」は、まさに廃村ギリギリの状態。農家の老人たちのある者は病に倒れ、ある者は村を去っていく。そんな村に帰ってきたのが大内正登(反町隆史)だ。かつて有機農業の夢に破れ東京へと逃げた正登だが、母親(長山藍子)や娘の美穂(松岡)と共に再び農業に専念する。このドラマでの松岡は、田舎と都会の間で揺れる“屈折女子”がこれほど似合う若手女優はいないと思わせた。
さらにこの年、松岡は深夜ドラマ「She」(フジテレビ系)で連続ドラマ初主演を果たす。舞台は高校。学年一の美少女・あづさ(中条あやみ)が突然姿を消してしまう。学校側は生徒から事情を聴くが、原因や行き先を知る者はいない。


















