著者のコラム一覧
桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

テレ東「日本3大吞み食べドラマ」でも栗山千明「晩酌の流儀」に注目するワケ

公開日: 更新日:

 しかもどこか店に入って呑むわけではない。会社帰りに近所の商店街で食材を調達し、自分で酒の肴を作る。「孤独のグルメ」の井之頭五郎はグルメだが下戸でいつもウーロン茶。「ワカコ酒」の村崎ワカコは酒場をさすらい、一人酒を嗜む。それに対して「晩酌」の美幸は作って食べて呑む。そこが他の2つと大きく違うところだ。食材も、その時々の旬のものから特売になっていたものまで幅広い。それでいて、見ていると自分も作りたくなるほど。

 最近も牛肉のステーキの片面に嘘でしょと驚くぐらいチューブわさびをびっしりと塗りたくって焼いているのを見て、真似してみた。すると劇中で美幸が言うとおり、辛みは飛んでとびきりおいしくなった。安いオージービーフが絶品のステーキに変身した。

 そして、実に見事な食べっぷり。それでいて、あのスタイルをキープしているからたいしたものだ。

 自分のためだけに自分の食べたいものを作って食べる。これも今の時代にマッチしている。酒はスポンサーのサントリー縛りは仕方がないか。


■お笑い芸人の起用もほどよい

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