ヤクザ情婦の濡れ場熱演 有森也実「肌見せ? 問題はありません」

公開日: 更新日:

 ドラマ「東京ラブストーリー」で保育士を演じていた頃を思い出すと、驚くかも知れない。有森也実(45)が今作で演じる早苗はやくざの情婦で、高校生の娘を持つ母親。その肉体で男を操る魔性の女である。愛人の頭をスカートの中に入れてしまったりと、大胆なシーンもあり話題だ。

――監禁をめぐる男女の偏愛を描いたシリーズの8作目。「肌を見せることにも抵抗はなかった」というのは本当ですか?

「その部分に問題があったわけではありません。脚本を読ませてもらったところ、役柄の性格とか、生い立ちとか、細部まで設定されてなかったんですね。それで私なりに膨らませていくうちに、引かれたといいますか……。これまで積み上げてきたものがなければ演じきれない、でもそれらを総動員して向かったら、女優としてステップアップできるんじゃないかと思ったんです」

――とても色っぽく、そして過激で、試写室では男性が目を丸くしていました。

「そうですか? 意識して色っぽくとか、セクシーさを強調しようと思って演じたわけじゃないんですよ。考えていたのは、早苗の天真爛漫(らんまん)なところと、結(前川伶早)を産んで育ててきた母性をどう同居させるか。娘にとって、色っぽかったり、過激だったりしたのが、嫌な母親だったのではないかしら。壁に顔をグイッと押し付けられて、顔が歪むシーンがあるんです。私は変な顔になるから嫌だって言ったんですけど、カメラマンは親指を立て、グーだって。映像で見てみて、ハッとしたのを覚えてます」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    国分太一との協議内容を“週刊誌にリーク”と言及…日本テレビ社長会見の波紋と、噴出した疑問の声

  5. 5

    衆院定数削減「1割」で自維合意のデタラメ…支持率“独り負け”で焦る維新は政局ごっこに躍起

  1. 6

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  2. 7

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    立花孝志容疑者を追送検した兵庫県警の本気度 被害者ドンマッツ氏が振り返る「私人逮捕」の一部始終

  5. 10

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較