三浦友和・百恵宅に暴漢侵入事件

公開日: 更新日:

 百恵は「キャー、おじさん助けて」と向かいに住む老人に大声で助けを求めた。悲鳴を聞いた老人がすぐに駆けつける。実は75歳の老人は小柄で高齢ながら、柔剣道の心得と軍隊経験のある頼りになる隣人だった。

 老人は襟首を掴んで絞め上げ、暴漢をドアの外に引きずり出す。すぐ後ろに近所の男性数人も続いて来ていた。百恵は家の中に逃れる。これで一件落着かと思ったら隙をついて男が逃げた。三浦邸の外階段からベランダに上り、2階の窓を叩き割って家に侵入した。

 百恵はガラスの割れる物音を聞き、今度は家の外に逃げた。老人の「消防署に逃げろ」という声に従い、彼女はサンダル姿で近所にある消防署の出張所に逃げ込み、保護を求めた。百恵は揉み合いで額にコブと右手に擦り傷のけがを負った。

 彼女が手当てを受けるうちに、消防署にも通報が入った。三浦邸に暴漢の逮捕に向かった警察官からの通報だった。男はアタッシェケースの中に隠し持っていた刃渡り25センチのナイフで自殺を図って夫婦の寝室で血まみれになっていたという。手首と首を切り、右首の傷は頚動脈に至る重傷。命だけは取り留めた。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    秋季関東大会で横浜高と再戦浮上、27連勝を止めた「今春の1勝」は半年を経てどう作用するか

  2. 2

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 3

    公明票消失で自民衆院「東京選挙区」が全滅危機…「萩生田だけは勘弁ならねぇ」の遺恨消えず

  4. 4

    星野監督時代は「陣形」が存在、いまでは考えられない乱闘の内幕

  5. 5

    「自維連立政権」爆誕へ吉村代表は前のめりも、早くも漂う崩壊の兆し…進次郎推しから“宗旨変え”

  1. 6

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  2. 7

    国民民主党・玉木代表「維新連立入り」観測に焦りまくり…“男の嫉妬”が見苦しすぎる

  3. 8

    自民「聞いてないよォ」、国民・玉木氏「どうぞどうぞ」…首相指名の行方はダチョウ倶楽部のコント芸の様相

  4. 9

    号泣の渋野日向子に「スイングより、歩き方から見直せ!」スポーツサイエンスの第一人者が指摘

  5. 10

    「ガルベスと牛乳で仲直りしよう」…大豊泰昭さんの提案を断固拒否してそれっきり