本橋信宏
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本橋信宏作家

1956年、埼玉県所沢市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。私小説的手法による庶民史をライフワークとしている。バブル焼け跡派と自称。執筆はノンフィクション・小説・エッセー・評論まで幅広い。“東京の異界シリーズ”第5弾「高田馬場アンダーグラウンド」(駒草出版)発売中。「全裸監督 村西とおる伝」(太田出版)が、山田孝之主演でNetflixから世界190カ国同時配信決定。

故ジャニー喜多川氏を“ジャニ公”と呼んだ伝説のスカウト

公開日: 更新日:

 野田義治をショービジネスの世界に招き入れた上條英男も熱かった。

 女性ハーフタレントが男との交際でもめだすと、上條本人が2人の前に出て、近くにあったハサミで自分の左胸を突き刺した。シャツが鮮血で真っ赤に濡れる。

「死ぬほど好きというならオレと同じことできるはずだ。さあ、やってみろ!」

 ハサミを抜き取ると、血が噴き出し、青年は失神した。

 また所属の女性歌手が望まぬ妊娠をしたとき、2度とも上條英男が産婦人科まで付き添い、中絶に立ち会った。

 78歳になる伝説のスカウトマンはいまも第一線で戦っている。

 10年ほど前の話になるが、田中(仮名)音楽プロデューサーに、「ライブを見に来てほしい。和製シーラ・Eが登場するから」と上條本人から連絡が入った。ふたりには面識がない。業界の先達からの頼みごとでもあり、和製シーラ・Eがステージに立つというので、田中プロデューサーは渋谷のライブ会場をのぞいた。

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