本橋信宏
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本橋信宏作家

1956年、埼玉県所沢市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。私小説的手法による庶民史をライフワークとしている。バブル焼け跡派と自称。執筆はノンフィクション・小説・エッセー・評論まで幅広い。“東京の異界シリーズ”第5弾「高田馬場アンダーグラウンド」(駒草出版)発売中。「全裸監督 村西とおる伝」(太田出版)が、山田孝之主演でNetflixから世界190カ国同時配信決定。

1994年に絶体絶命のピンチを迎えた野田義治と村西とおる

公開日: 更新日:

「破竹の勢い? それよりも焦りしかなかったですよ。大手(プロダクション)にマネジャーとして在籍させてもらったとき、上司から“1年に1人、有名なスターをつくらないと事務所終わっちゃうぞ”って言われてきましたから」

 我らが巨乳マイスターが語り出した。

 1994年。

 野田義治はそれまでタッグを組んでいた村西とおる監督から離れ、自身の経営するイエローキャブという芸能プロダクション一本でやっていくようになった。

 だが、事はそう簡単に進むわけではなかった。

 村西監督のもとで芸能人イメージビデオのプロデューサーをしていた野田であったが、イエローキャブにもどって新人発掘するのも簡単ではなかった。

「ペースはすぐにはもどらなかった。だって村西のとっつぁんのところでは、スカウトしてきたいい女の子がAVに出たら、すぐに雑誌社がやって来て、写真を貸してくださいってくるじゃないですか。僕らは放送局、代理店、雑誌社、自分のほうから営業しまくるしかない。出版社も音羽(講談社・光文社)、神保町(小学館・集英社・祥伝社)、飯田橋(角川書店・秋田書店・双葉社)をしつこく回ってましたね。きっかけをつくって僕と女の子の名前を覚えてもらおうとして。うちからデビューさせようとしたら、歌えない子でもとりあえず“デビュー”という言葉が欲しかったからCD出しました。うまい子もいれば、“社長、勘弁してよ”って言われた子もいるし。CD出してイベントもやって、K―POPアイドルのようにファンミーティングもやりました」

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