著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

まるで禅問答…某女優との不倫疑惑があった梶原一騎を直撃

公開日: 更新日:

 今や熱愛記事は「泊まった」事実をもって初めて成立する時代だ。特に不倫となれば写真や詳細な目撃談が必要だが、昭和の頃はそこまで完璧ではなかった。張り込みや隠し撮りをする機動力もなく、目撃や証言で不倫を記事にした。

巨人の星」「あしたのジョー」などスポ根漫画で一世を風靡した劇作家・梶原一騎氏。作家以外にも芸能プロ映画製作会社を設立するなど、脂が乗っていた頃、美人女優との関係がしきりに流れていた。

 相手が女優となれば芸能メディアの関心も高い。目撃談をもとに梶原氏に直撃したことがある。電話でアポイント。取材の意図を伝えると、あっさり「会おう」と受け入れた。

 指定された赤坂の事務所を記者2人で訪ねた。取材経験を積み、場慣れしてきたとはいえ、相手は数々の武勇伝のある梶原氏。緊張感はマックスだった。通された応接間で待った。梶原氏が悠然と入ってきた。初めての対面。短髪、トレードマークの薄茶のサングラス。鋭い眼光と鍛えられた巨体。想像以上の威圧感があった。

 さらに弟の格闘家・真樹日佐夫氏も証人として同席した。極真空手師範の真樹氏もワイシャツの間から褐色の引き締まった体がのぞいている。濃いめのサングラス越しに睨む目。まるで映画「仁義なき戦い」のワンシーンだ。先輩の言葉を思い出していた。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景