著者のコラム一覧
吉田隆記者、ジャーナリスト

1984年に写真週刊誌「FRIDAY」の創刊準備メンバーとして専属記者契約を結ぶ。87年の大韓航空機爆破事件では、犯人の金賢姫たちが隠れていたブダペストのアジトを特定、世界的に話題となる。初代「張り込み班チーフ」として、みのもんたや落合博満の不倫現場、市川染五郎(現・松本幸四郎)や石原慎太郎の隠し子、小渕恵三首相のドコモ株疑惑などジャンルを問わずスクープ記者として活躍。

<7>「貸金ファイル」には数万人分の人生の縮図が記録されていた

公開日: 更新日:

 野崎幸助さんの会社「アプリコ」のオフィスは、自宅からほど近い4階建ての自社ビル「ピロポ ビル」の1階にあった。住宅地図にも、その名前で載っている。ピロポとはスペイン語で男性が女性に声を掛ける行為とされているが、ナンパみたいなものだろうか。

「ハッピーオーラ、ハッピーエレガント。私とHしませんか?」

 これがドン・ファンのナンパのセリフである。誰彼となくこのフレーズを使うのであるから、脇にいた私は赤面したものである。

 もっともドン・ファンにとってピロポとは、銀座にある高級クラブのことである。高級クラブ好きのドン・ファンは、銀座でも若いべっぴんホステスさんがいることでも有名な老舗「ピロポ」が好きだったようだ。私は一緒に行ったことはないが、ピロポには何度も行ったことがあるので知っている。誤解がないように釈明するが、私が高級クラブに行っていたのはあくまでも仕事である。ホステスさんと芸能人やスポーツ選手がお付き合いをしている裏を取るためであって、個人で遊ぶためではないし、そんなお金もない。

 田辺市内に幾つかの賃貸マンションを所有していたドン・ファンはマンションにも「ピロポⅠ」「ピロポⅡ」と名前を付けていたから笑ってしまう。まさか紀州にそんな名前のマンションや建物があるとは、ピロポの関係者も想像していなかったろう。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    北島三郎(3)「北島ファミリー」の長女・原田悠里が語る御大

  2. 2

    「マクドは健康保険と年金に加入できてよかった」 シニアが働き続けるために必要なこととは?

  3. 3

    徳川光圀(1)水戸黄門は全国漫遊などしていない 主に出かけたのは江戸と領地の往復

  4. 4

    東京・蒲田の2駅結ぶ蒲蒲線、大田区と地元を取材して分かった実現のハードルと地元の思い

  5. 5

    東京・大井町、OIMACHI TRACKSと対照的な東小路飲食店街、商店街理事長が直面する2つの問題

  1. 6

    NHK夏の音楽特番「うたであえたら」は北川景子のMCが見事 カオスと化した近年の紅白はお手本に

  2. 7

    「山口組」抗争指定解除へ、それでも対立は続く…6代目幹部「喜ぶのは早い」

  3. 8

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  4. 9

    止まらない高市首相SNS発信に官邸総動員の実態…この週末は3日間で11連投も「ゴキブリ」投稿で大炎上

  5. 10

    清水アキラさんが三男急死の直前に語っていた“せがれ”のこと 良太郎さんに口説かれものまねショー復帰