花粉症シーズン本格到来 夜ぐっすりには睡眠対策が肝心

公開日: 更新日:

 花粉を吸い込まないためには、マスクを装着して眠るのも効果的だ。

「花粉を物理的にブロックして、就寝中の鼻水、せき、くしゃみといったアレルギー症状を抑えるだけでなく、鼻やのどの湿度を保って鼻の通りの改善やのどの痛みを防ぐことができます。鼻の通りが悪いとどうしても口呼吸になり、歯ぎしり、いびき、睡眠時無呼吸症候群などの要因になります。就寝時のマスク装着はそうした健康被害のリスクを軽減させるのです」

 睡眠用のマスクは、ガーゼやタオル地などの肌触りの良い布製がおすすめ。

 一般的な不織布のマスクでは、息苦しくなって無意識にマスクを外してしまうケースが多い。耳ひもが痛くならないような工夫がしてあるマスクもある。

 花粉症による目のかゆみで眠れないケースもある。かゆみを引き起こす「ヒスタミン」という物質は、脳の覚醒と睡眠が切り替わるタイミング、つまり眠る直前と起きた直後に活性化する。このタイミングで花粉に反応すると症状が悪化してしまう。


「枕まわりを清潔に保つのはもちろん、帰宅したときと目覚めたときは必ずすぐに着替えるようにしましょう。ヒスタミンが活性化するタイミングで、衣服やパジャマに付着している花粉や雑菌を吸い込まないようにするためです。また、夜中や朝方にトイレに起きたときは、モップ付きのスリッパを履いて、ついでに床に落ちている花粉を掃除してしまうのも有効です」

 普段の花粉対策に加えて就寝時にも気を配れば、つらい睡眠不足も乗り切れる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも