花粉症シーズン本格到来 夜ぐっすりには睡眠対策が肝心

公開日: 更新日:

 本格的な「花粉症」の季節が到来した。日本気象協会によると、今年は東北から四国地方までの広い範囲で、前シーズンの飛散量を上回る見込みだという。この時期は花粉症の症状でしっかり眠れないという人も増える。花粉症に悩んでいる人には睡眠対策が必要だ。

「花粉症の季節になると、さらに眠れなくなる」

 花粉シーズンに入ると、もともと睡眠に不安を抱えている患者からそんな訴えが増えるという。鼻づまりや鼻水といった花粉アレルギーの症状で睡眠に悩んでいても、いきなり外来を受診する人は多くないだろう。だからこそ、日頃の対策が大切だ。「ベスリクリニック」(東京・千代田区)で睡眠外来を担当する作業療法士の菅原洋平氏は言う。

「花粉症の症状で眠れなくなるのは、鼻づまりや鼻水で、鼻の通りが悪くなって『息苦しいから』ではありません。鼻の奥には血管がたくさん集まっているところがあります。鼻から空気が通ると、その血管が冷えて脳も冷やされることで眠くなります。つまり、鼻の通りが悪いと脳の温度が下がらないから寝つきが悪くなるのです。花粉症の症状でそれができなくなっているのであれば、外部から脳を冷やしてあげればいい」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景