花粉症治療の副作用 インペアード・パフォーマンスって何

公開日: 更新日:

 花粉症対策は早く始めるほどいいといわれるが、近年注目を集めているのが「インペアード・パフォーマンス」だ。日本医科大学大学院医学研究科頭頚部・感覚器科学の大久保公裕教授に聞いた。

■自覚していない人がほとんど

 一般的にスギ花粉は、関東や九州では1月下旬ごろから飛び始める。花粉が飛び始める前から治療を開始した方が症状が出るのが遅くなり、その程度も和らぐ。だから1月半ばくらいまでには自分に最も合った治療法を見つけておくべきだ。年末年始の慌ただしさを考えると、今から念頭に置いておいた方がいい。

 花粉症の治療は「抗原(スギ、ヒノキ花粉など)の除去」「薬物治療」「花粉エキスを少量ずつ投与し、過剰な免疫反応を起こしにくくするアレルゲン免疫療法」など。

「内科医も担当することが多いため、メインは薬物療法。最もよく使われているのが抗ヒスタミン薬です。副作用として眠気、だるさ、喉の渇きがよくいわれますが、注意を促したいのが、インペアード・パフォーマンスという副作用です」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃