脊柱菅狭窄症<3>体重16kg減 便座から立てなくなり手術決意

公開日: 更新日:

手術は怖い。絶対嫌だと思いました。ただ、痛くて眠れないので、強い睡眠薬を処方されて帰ったわけです」(曽我氏)

 この時、すぐに手術を受けていたら、「脊柱管狭窄症」の手術は通常、1~3時間程度といわれている。

 しかし、曽我さんが手術室に入ったのはそれから遅れること1年半後の昨年9月で、その間も症状が急速に進み、10時間に及ぶ難しい手術になった。

 手術を行う2年ほど前まで体重が73.4キロもあった。それがわずか2年間で57キロまで落ちてしまう。頬もこけて、社員たちによく笑顔でジョークを飛ばしていたあの面影も消えていた。

 たまに会った友人たちから、「がんではないか」と、心配されたという。

 寝ても覚めても腰周辺に激痛が走る。痛みで寝返りも打てない。一睡もできない日が続いた。

 食欲もなくなり、休みなく押し寄せる拷問のような激痛に、歯を食いしばって耐える日々。体重が落ちて当たり前である。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  3. 3

    サントリーHD会長を辞任!新浪剛史氏の意外な私生活、趣味は「極妻」鑑賞と…違法薬物めぐり家宅捜索

  4. 4

    佐々木朗希、「9月限りで今季終了」に現実味…WS連覇へ一丸のドジャースでひとり蚊帳の外

  5. 5

    ドジャース大谷翔平に深刻な疲労蓄積…安打も本塁打も激減、「明らかにスイング鈍化」との指摘も

  1. 6

    巨人に漂う不穏な空気…杉内投手チーフコーチの「苦言連発」「選手吊るし上げ」が波紋広げる

  2. 7

    サントリーHD新浪会長宅ガサ入れはすでに噂されていた? 報道より1週間先行していたX投稿に注目集まる

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希の「豹変」…記者会見で“釈明”も5年前からくすぶっていた強硬メジャー挑戦の不穏

  4. 9

    《浜辺美波がどけよ》日テレ「24時間テレビ」永瀬廉が国技館に現れたのは番組終盤でモヤモヤの声

  5. 10

    開示された3回目の「森友文書」で発覚! 財務省「黒塗り」の“お寒い”内情