脊柱管狭窄症<2>ゴッドハンドでも症状は改善しなかった

公開日: 更新日:

 昨年9月、都内の総合病院の「脊柱脊髄外科」で10時間に及ぶ「脊柱管狭窄症」の手術を受けた「一般社団法人・日本ビジュアル著作権協会」(東京・飯田橋)の曽我陽三理事長(70)。「もう思い出したくもない病気です」と言う。

 術後、約2カ月間入院。腹部にコルセットを着け、現在も1日、数千歩の散歩を欠かさない。リハビリの渦中にある。

 さかのぼること10年前、曽我さんは脊柱管狭窄症に伴う「腰痛」を体感した。当初は、軽い腰痛程度と思い込み、マッサージ店や整体治療院に通院している。

 近年、中高年の間で急増している「脊柱管狭窄症」の治療法は大きく2つ。手術と、もう1つは「保存療法」である。

 保存療法には薬物療法(痛みを抑える飲み薬、湿布や塗り薬など)と腰を安定させるコルセットの着用。それでも痛みが改善しないときは、「ブロック注射」などがある。

 根治治療は手術だが、曽我さんは、手術を受ける1年半前に治療を受けていた総合病院の担当医から「今、手術をすれば

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  2. 2

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  3. 3

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

  4. 4

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  5. 5

    広末涼子「実況見分」タイミングの謎…新東名事故から3カ月以上なのに警察がメディアに流した理由

  1. 6

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  2. 7

    国保の有効期限切れが8月1日からいよいよスタート…マイナ大混乱を招いた河野太郎前デジタル相の大罪

  3. 8

    『ナイアガラ・ムーン』の音源を聴き、ライバルの細野晴臣は素直に脱帽した

  4. 9

    初当選から9カ月の自民党・森下千里議員は今…参政党さや氏で改めて注目を浴びる"女性タレント議員"

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」