沖縄島んちゅの熱き心よ

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<島 飯田橋>

 東京のお伊勢さまこと、縁結びの神様として人気の東京大神宮のお膝元、飯田橋は富士見の一角に歩を進める。目指すは昭和36年創業の沖縄料理店「島」である。

 引き戸を開ければ、三線の音色が響き、エイサー踊りでお出迎え……とはならない。テーブルが整然と並び、らしいといえば、棚の上の壺屋焼のシーサーくらい。島んちゅの通う現地の定食屋のようだ。

 テーブルに座り、とりあえずと沖縄の定番、オリオンビールの生を550円で。軽い喉越しを楽しみ、プッハーと昼間の疲れにおさらばする。そしてジョッキ片手に店内を見渡せば、壁に飾られた額に目が留まる。「不屈」とある色紙、その脇に1枚の写真。女将の山本文江さんから声がかかった。
「ご存じかしら。瀬長亀次郎って。沖縄の本土返還運動に奔走した政治家で、沖縄の英雄なんですよ。それは生前、ご本人が書かれた色紙。うちは昔、沖縄返還同盟の活動家たちの拠点でもあったんです」

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