• facebook  
  • twitter  
  • Facebook Messenger

意識を奪われた<大久保一丁目>

 明日、知人が韓国に居を移す。十数年間、大久保に住み、この街の移り変わりを見てきた彼は「最近、なんだか日本が……」と言葉を濁した。

 その彼と大久保で会うと、必ずあちらこちらを歩き回り、「あそこにある店は、韓国人の★さんが関係していて」「この辺りの家賃はとても高騰していて」「あの建物は、本当は別の物を造りたかったのだけど、途中、建築基準法で不可能なことが判明して」など、大久保ネットワークに所属している彼だからこそ分かる“現地事情”を説明してくれた。
 今から思うと誠にもったいないことだが、上の空で聞いていたので、ほとんどの話を覚えていない。ひとりで歩いている時は意識したことがなかった、大久保に住む韓国の方々の生活風景が目に飛び込んでくるようで、そっちに意識を奪われていたからだ。

 自転車に食料品をいっぱい載せてヨタヨタ走っているオバチャンが、前方に見知った顔を見つけて、「ナントカナントカッ!」と韓国語で話しかける。そのまま立ち止まり、身ぶり手ぶりおしゃべりに花を咲かせている姿は、高校時代によく見た風景とそっくり。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のライフ記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    学長会見は“ガキの使い” 日大理事長が絶対表に出ない理由

  2. 2

    元財務省・田中秀明氏 官僚の「政治化」が生んだ忖度体質

  3. 3

    ブームが去って「残念!」…ギター侍・波田陽区さんは今

  4. 4

    石原さとみに未練か “決断できない男”山下智久に心配の声

  5. 5

    天敵の籠池氏保釈で“劇場”再燃 高まる「6.20会期末解散」

  6. 6

    田中圭「おっさんずラブ」 女性ファン狂喜乱舞の“肉体美”

  7. 7

    テレ朝の刑事ドラマを追撃 “ダークな二宮和也”の心意気

  8. 8

    なぜ打ち切った? “上から目線”の日大広報・米倉氏を直撃

  9. 9

    「除名にしろ」の声も 日大アメフト部を待つ予想外の厳罰

  10. 10

    TVから消え10年超…小橋賢児さんイベント仕掛人になるまで

もっと見る