【波除稲荷神社】築地の守り神「波除さん」

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 地域密着型の粋な情報を紹介する「築地新聞」。今回は国内広しといえども唯一無二の神社「波除さん」です。

正式名称は「波除稲荷神社」。築地で生まれ育った築地っ子の中には、こちらが“名付け親”だという人が多いとのこと。新生児の無事成長を祈り、神社で命名してもらうのは珍しい話ではありませんが、「土地の特性も深く関係している」とは、第12代宮司の鈴木昭樹さん(61)。

「旧築地と旧小田原町と呼ばれる一帯は築地川のお堀で囲まれていました。地続きでなかったぶん、他の土地より地元意識や神社とのつながりが強かったのではないでしょうか。最近はいくつかの候補から選ぶ際に相談を受けるケースが増えています」

 創建は1659年。明暦の大火後、4代将軍・家綱が一帯の埋め立て工事に奔走していた際、たびたび堤防が荒波に崩され、作業は難航。ある日、海中に漂うお稲荷さんを発見し、現在の神社の場所に社殿をつくって祭ったところ、海は驚くように静まり、無事に完了と相成りました。

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