象印マホービンが再挑戦 大ヒット「ふとん乾燥機」の大胆発想

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 面倒なマットとホースをなくした画期的なふとん乾燥機、象印マホービンの「スマートドライ」が人気だ。2012年に通販ルートで先行販売すると大ヒット。店頭販売も絶好調で、快進撃が続く。

 象印にとってふとん乾燥機への参入は2度目。前回は98年に生産終了している。今回は再挑戦というかたちだ。

「検討を始めたのは10年初め。ふとん乾燥機は40万台規模の市場があり、年間を通して安定して売れる商品。そこに魅力を感じた」(生活家電グループの安藤裕樹氏)

 とはいえ再挑戦のハードルは高い。後発メーカーとしては絶対的な目玉が必要だ。まず考えたのはマットを収納しやすくすること。早速、時短を実現したがダメ出し。「ワン、ツー、スリーで収納。となるくらい短くできないか」との意見が出た。むちゃぶりだが、それくらいインパクトがないと差別化できないということ。そこでゼロから形状を考え直し、たどり着いたのが「マットもホースもなくす」という目からウロコの発想だった。方向性は決まった。手探りの開発は苦労の連続だったが、吹き出し口やヒーターの改良を重ねた結果、ついにマットとホースなしでもふとんの隅々まで乾燥できる「スマートドライ」が誕生した。

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