卒業式の失敗から生まれたタムロン「高倍率ズームレンズ」

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 レンズメーカーのタムロンは、一眼レフカメラ用「高倍率ズームレンズ」のパイオニアだ。1992年に28-200ミリの初代モデル「71D」を発売以来、世界規模でヒットを続け、累計生産数はシリーズ全体で500万本を超える。

「広角から望遠までを1本でカバーするレンズができれば絶対に売れる!」という確信。それは現社長・小野守男氏の家庭内のエピソードがきっかけだ。

 子供の卒業式を控え、妻に2本セットのズームのレンズ交換を教えておいたのだが、写真を見ると、子供がまともに写っていない。文句を言うと「レンズ交換する時間がなかった」「レンズメーカーなら1本でなんでも撮れるレンズをつくればいい」と反論された。

「当時は広角から標準域のズーム、標準から望遠域のズームの2本セットが当たり前の時代。高倍率ズームもあるにはあったが、大きく重く価格も高く、さらには画質も思わしくないなど誰もが手軽に使える代物ではなかった」(マーケティング・コミュニケーション室の城山敦巳氏)

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