著者のコラム一覧

加来耕三歴史家・作家

昭和３３年、大阪市生まれ。奈良大学文学部史学科を卒業後、同大学文学部研究員をへて、現在は大学・企業等の講師をつとめながら著作活動を行っている。テレビ・ラジオ等の番組監修・出演などの依頼多数。著書に『加来耕三の戦国武将ここ一番の決断』（滋慶出版／つちや書店）『卑弥呼のサラダ水戸黄門のラーメン』（ポプラ社）ほか多数。

失敗と成功の日本史

猫と小説で神経衰弱から快癒した夏目漱石

公開日：2015/12/01 17:00　更新日：2016/10/17 04:37

イラスト・児玉泉

　先日、「日経トレンディ」（日経ＢＰ社）が選ぶ「２０１５年ヒット商品ベスト３０」が発表され、第１位に北陸新幹線、２位に小説「火花」が選ばれました。「火花」はお笑いコンビ「ピース」の又吉直樹さんのデビュー作で、芥川賞を受賞した作品。同賞を受ける少し前、又吉さんはテレビの取材で「慢性…

この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。

(残り977文字／全文1,118文字)